ある女性(59歳)の息子さんのフケの件でご質問の電話がありました。
『3か月前よりフケが出てウロコのようになってきました。皮膚科では”脂漏性皮膚炎”と診断されました。夜はオイルを塗布して20分間パックをして、その後にシャンプーで流すことを2ヶ月間続けてきましたが一向に良くなりません』
息子さんはもともと太い髪だったが、27、8歳頃からだんだん細くなり、シャンプーは市販のものを長い間使ってきたようです。
皮膚科の対処は、頭皮にオイルをつけパックをし、その後にシャンプーをするというもの。皮膚科の指導ちょっと変ですよね?一時的に対処をして治ることではありません。
原因はシャンプーに含まれている強い合成界面活性剤が、頭皮に存在する肌の免疫細胞(ランゲルハンス細胞)を壊してしまったことです。
この細胞は全身すべての角質層のすぐ下に存在し、皮膚を見張っている細胞で、脳にもつながっています。この細胞はリン脂質でできているので、強いシャンプーで洗ったりするとダメージが大きく、潤いが出なくなります。頭皮がガサガサしウロコのようになってしまったのです。もちろん顔の皮膚にたいしても同じことが言えます。
シャンプーのしすぎが原因なので、2ヶ月間シャンプーを使わず湯シャンをしていたら、頭皮がかさぶたになって剥がれキレイになってきたのです。かさぶたは治る過程です。自然にはがれて頭皮がきれいになります。
パトラでは頭皮を傷めないアミノ酸シャンプーを取り扱っています。頭皮トラブルや薄毛に悩んでいる方にもおすすめです。
ボディーシャンプーも同じです。これから冬に向かって更にうるおいが出にくくなります。ボディシャンプーを控えて普通の石鹸で洗いましょう。ボディーの乾燥が防げますよ。
お肌は排泄器官。頭皮も肌の一部です。
お肌の免疫を知って!